リアルな手のひらサイズの恐竜頭骨フィギュア
恐竜・古生物復元模型作家、徳川広和氏が原型を製作した、博物館や恐竜イベントで見る機会が多い恐竜頭骨をモチーフにしたミニフィギュアシリーズ。

様々なシチュエーションで
ミニサイズの恐竜フィギュアですので、デスク周り、本棚、観葉植物など、ちょっとしたスペースに気軽にディスプレイが可能となり、様々なシチュエーションで楽しむ事ができます。

リアルな造型と彩色
手のひらサイズの頭骨フィギュアながら形状や採掘場所による色の再現、台座部分に至るまでこだわった仕上がりです。

彩色を含めた原型製作:徳川 広和氏
今回スカルシリーズの原型制作を手がけたのは恐竜・古生物復元模型作家の徳川広和氏。造型および骨の色の再現は見事です。ラインナップは、復元骨格の代表的かつ人気のある恐竜に福井県で発見された恐竜を加えた全12種。
- サイズ
- L8 W2.8 H7.6 cm
- 重量
- 8g
- 品番
- FDW-509
- 素材
- ATBC-PVC
- スケール
- --
ダイナソーミニモデル スカルシリーズの原型制作・監修者について
彩色・原型制作:徳川 広和(とくがわひろかず)
恐竜・古生物復元模型作家
1973年生まれ。
学術的な考証と立体物としての魅力の融合を目指し作品制作を行い、最新の古生物研究・情報を得るために国内外の古生物学会等にも積極的に参加している。博物館・イベントでの作品展示、商品用原型、イラスト等を製作。『恐竜の復元』(学研)、『恐竜をさがそう!』(偕成社)等の書籍多数に模型作品掲載、『世界の恐竜MAP』(エクスナレッジ)では恐竜・古生物イラストを担当。復元模型は国内だけでなく、スウェーデン・ウプサラ大学進化博物館にも採用されている。
監修:渡部真人(わたべまひと)
専門は化石哺乳類と爬虫類の比較形態学と地質学。20年以上にわたり、モンゴルにおいて古生物学共同調査・発掘に携わる。
徳川 広和氏 : ダイナソーミニモデル スカルシリーズ インタビュー
Q.
ダイナソーミニモデルにスカルシリーズがラインナップされました。
博物館や恐竜イベントなどで見る機会が多い恐竜の頭骨ですが、どういう点に魅力・面白さを感じられますか。
A.
頭骨は恐竜だけでなく全ての脊椎動物で様々な特徴が集中する部位になり、やはりその動物を知る上での一番重要な部位でしょう。一方で恐竜を含む多くの古生物の場合、頭骨はなかなか化石として残りにくい部位でもあります。博物館などで展示される頭骨には、同じ恐竜でも発見部位や復元手法によって形状も違いがあり、それは各頭骨の個性・そして魅力と言っても良いかも知れません。そういった違いに注目して様々な展示を見比べて、自分のお気に入りを見つけるのも楽しみ方の一つかと思います。
Q.
原型造形の際にはどのような点に注目・留意されましたか?
A.
全体的には一番オーソドックスで皆さんにも馴染みのあると思われる標本・資料をベースに、情報の足りない部分等は他の標本・近縁種を参考にしました。資料の選択・見方については、やはり私では難しい部分が多く、監修の渡部真人先生の指導・助言があってこそ可能な作業でした。また資料面においては平山廉先生にも様々な標本・レプリカを見せて頂き、博物館では見られない部分を色々な角度で観察出来た事は非常に大きな助けになりました。
福井産の恐竜3種に関しては、現在展示されている各復元頭骨を再現することが目標になります。福井県立恐竜博物館等で撮影した多くの画像を元に作業を進めましたが、監修作業での指示・指摘の中で私が見落としていた部分、また重要な特徴を学ぶことができ、それは福井の恐竜達の魅力を改めて知る事にもなりました。
Q.
最後にこのモデルについてコメントをお願いします。
A.
普段の復元模型製作の際に、その芯として簡易な頭骨を作るのですが、今回のように頭骨そのものをしっかり造形する事はほぼ初めてで、改めて頭骨をじっくりと観察・勉強する機会になりました。今回のシリーズが皆さんにとっても頭骨に興味を持ち、今までと違う視点での観察や発見をして貰えることに繋がれば嬉しいです。
ミニモデルの素材について
ミニモデルは素材にPVC(塩化ビニル)を使用しています。 PVCは、本来燃やすとダイオキシンを発生させますが、フェバリットでは特別な素材でダイオキシンを発生させないPVCを使用しております。塗料は、お子様が万一、口に含まれたとして も身体に害の無いものを使用しています。