手のひらサイズの恐竜情景リアルフィギュア
恐竜造型の第一人者、荒木一成氏が原型を製作した、恐竜時代の情景にフォーカスを当て「対決」をテーマに立体化したミニフィギュアシリーズです。
凝縮されたストーリーとリアルで躍動感のあるシーンから、太古に存在していた恐竜の姿に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

宿命の対決 ~Story~
中世代白亜紀前期、北アフリカの湿地帯を流れる河川で、大型魚を追ってきたスピノサウルスが岸に潜むサルコスクスの縄張りに入り込んでしまう。狩場を荒らされたと勘違いしたサルコスクスは、スピノサウルスの後方から勢い良く噛みつく。背後を取られたスピノサウルスは、後脚で踏み倒しにかかる。

荒木一成氏が原型を製作したリアルな造型
手のひらサイズの恐竜フィギュアながら皮膚や筋肉などのリアルなディティール、台座部分に至るまでこだわった仕上がりです。
ラインナップは計5種類をご用意。気軽にミニジオラマもお楽しみください。
- サイズ
- L. 7.2 W. 5.8 H. 4.8 cm
- 重量
- 36g
- 品番
- FDW-284
- 素材
- ATBC-PVC
- スケール
- --
ダイナソーミニモデルの原型制作・監修者について
荒木 一成(あらきかずなり)
自然史系博物館での恐竜復元模型製作、恐竜図鑑などの原型製作を手がける日本を代表する恐竜造形師。
1961年大阪府生まれ。自然史系博物館での恐竜復元模型製作、恐竜図鑑などの原型製作を手がける。2001年10月にオープンした「三鷹の森 ジブリ美術館」にはプテラノドンの雛型模型を制作。博物館を中心に企画展等も展開。恐竜分野で幅広い活躍をしている。フェバリットコレクションでは、ダイナソーソフトモデル、ダイナソービニールモデル、ベビーモデル、ボブルヘッド、ダイナソーミニモデルなどの造形製作を担当。著書に「立体恐竜図鑑」、「フィフティダイナソア」、「はっけんずかん きょうりゅう」(学研)などがある。
ミニモデルの素材について
ミニモデルは素材にPVC(塩化ビニル)を使用しています。 PVCは、本来燃やすとダイオキシンを発生させますが、フェバリットでは特別な素材でダイオキシンを発生させないPVCを使用しております。塗料は、お子様が万一、口に含まれたとして も身体に害の無いものを使用しています。
荒木 一成 氏 : ダイナソーミニモデル インタビュー
Q.
スピノサウルス vs サルコスクス ミニモデル全体のコンセプトを教えてください。
A.
スピノサウルスが以前に考えられていたよりも、もっと水棲に適していたと言う説が出たことで、同時期に生息地が同じだった大型絶滅ワニ類との共存はどのようなものだったのか?ということから考えました。
Q.
ポージングについて、どのようにイメージされましたか?
A.
両者とも大型の捕食動物で、棲み分けが出来ていたと考えると、狩る獲物の種類が違っていたのでしょう。今回のシーンはそんな両者が、たまたま相手のテリトリーに侵入してしまい、ケンカになったところをイメージしました。
Q.
研究結果や判明している事象において、当モデルに反映されていることはありますか?
A.
スピノサウルスのワニのような歯並びや、足に水かきがあったと推察できることなど、ワニと同じくらい水棲に適していたと思われます。両者が共に繁栄していたことを考えると、常に争っていたとは考えにくく、おそらく共存共栄していたでしょう。今回のシーンはそんな平和な日常に起こったイレギュラーなシーンと思って下さい。
Q.
モデルの塗装について、注意された点はありますか?
A.
サルコスクスは単純にワニっぽい色にしました。反対にスピノサウルスはちょっと派手なカラーにしました。
Q.
台座の部分について、どのような情景をイメージされていますか?
A.
湿地帯の浅い河川のイメージです。下半身や足が水中に没しているシーンも考えましたが、私個人、全身の造形があるほうが好きなので、今回のモデルになりました。河川部分はクリア素材でよりリアルに商品化してもらいました。
Q.
最後にこのモデルについてコメントをお願いします。
A.
中生代は恐竜の時代とも言われますが、実は多種多様で同じ勢力を持った動物群がいたのではないでしょうか。生存競争の中では異種どうしの戦いが日夜行われたいたと思います。