
第50回 恐竜たちのワールドカップ
もうすぐワールドカップサッカードイツ大会が始まりまね。そういえば、ブラジルやアルゼンチン、イギリスにイタリアと、恐竜化石産地にはサッカーが強い国が多いようです。中国などの例外もありますが。
そこで、今回は、恐竜たちがサッカーをするとして、最近の知見を元に、選手を選抜してみました。下の図で、赤のマークが北南米大陸の恐竜チームで、黄色がアジア・ヨーロッパ・アフリカ連合チームです。両チームとも、3バック、2トップの布陣になっています。
恐竜ならではの特別ルールもいくつかあります。空を飛ぶというのはずるいので、羽毛恐竜は辞退してもらいましょう。今回はドイツ大会なので、ドイツ産の始祖鳥に審判をやってもらいます。
また、腕を後ろから頭越しに前へと回せる恐竜はほとんどいないので、スローインは手で投げ入れても良いこととします。
ゴールキーパー
大きな竜脚類がゴール前にでんと構えていれば、ゴールを防げてしまいます。そこで、体長10メートルを超える恐竜はキーパーになれません。
ここは、肩関節の自由度が高く、手の器用そうな中小型の獣脚類を選んでみました。
ディフェンダー
守備陣です。ここは大型竜脚類、特に首の長い種類です。当たり負けせず、体を動かさずに、首や尾だけでボールをコントロールしてもらいます。
頭をあまり上げられなかったので、高くあがるロングパスは意外と苦手で、サーカスのような空中戦は期待できません。
なお、竜脚類の前脚は、手ではなく足とみなします。そうしないとすぐにハンドになりますからね。
ミッドフィルダー
最も重要な中盤を支配するポジションです。タフなスタミナも必要です。守備的な位置には、大型獣脚類ですね。それほど速く走れなかったという話なのと、体が大きいので当たり負けしません。凶暴そうな顔つきで、時には噛みつく反則ワザもありです。
強烈なロングシュートにも期待したいところです。ただ、手が小さいのでスローインは距離が出ません。
攻撃的な位置には、ジャンプ力があるデイノニクス類や、立体視ができて利口そうなトロオドンあたり。カギツメのある足でうまくボールをコントロールし、大型恐竜でかためた守備陣の足元をするりと抜けていくことでしょう。
フォワード
足が速くてキック力のありそうなダチョウ恐竜がベストかな。ボディバランスもよさそうです。パキィ(パキケファロサウルス)はヘディングがうまそうですが、実はそうでもないようなので、落選です。
補欠・その他
アンキロサウルスは尾のコブで強烈なシュートが期待できそうで、控えです。ランベオサウルスやパラサウロロフスなどのトサカのある恐竜は、頭を気にしてヘディングがヘタそうなので選外です。トリケラトプスなどの角竜も傷つく選手が続出しそうなので、遠慮してもらいましょう。
スーパーサウルスやギガノトサウルスなどの大型恐竜でかためる北南米大陸チームが強いようですが、ここは唯一の日本代表、フクイラプトルに期待しましょう。
サッカーコート(ピッチといいます)の大きさは、競技場によって異なる場合があります。ワールドカップでは、大きさが決まっていて、縦が105メートル、横は68メートルとだそうです。
スーパーサウルスやセイスモサウルスになると、全長は30メートルを超えますから、実際の恐竜たちをピッチにあてはめてみると、とてもとても狭くて収まりませんね。













